香港: Jack Ma:中国の銀行は「質屋概念」に偏り、資金必要な企業に融資する傾向

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香港 トップニュース 2020.11.02

著者:Adrian Poon
公開日:2020年11月2日

地域概要情報 香港(Hong Kong)

1.「一路一帯」支援者イタリアは初めてファーウェイ5Gを否決
米中関係が悪化している中、米国は欧州からのファーウェイの5G技術の排除を求めている。Reuterによると、10月22日、イタリア政府はイタリア通信大手Fastweb(Swisscomのイタリア子会社)とファーウェイ間での5Gコア通信設備の供給契約を阻止した。
イタリアは昨年、中国と「一帯一路」構想に関する覚書を締結し、ビジネス協力の展開のほか、中国からの投資の増加を促すことなどを意図していた。
ファーウェイイタリア支社の上級管理職を務めるLuigi De Vecchisによれば、ファーウェイは自社がイタリアの通信網にとって問題にならないことを証明する審査を受ける準備を行っているという。
また、10月23日、ブルガリア、北マケドニア共和国、コソボ共和国の欧州3カ国は米国の「Clean Network」計画に参画し、ファーウェイやZTEなど中国5G技術企業の排除を目指すこととなった。

2.アント・フィナンシャルサービスグループ(Ant Financial)は10月27日にロードショー
Ant Financialは香港株式市場及び中国株式市場に同時上場予定で、27日の14時~17時にロードショーを行う予定。Reuterによると、一部中国大型投資ファンドは上場価格を提示済みで、提示価格は68~69人民元。現地の上場規制に基づき、最終IPO価格は大型投資家の意見のもとに決定される。HSBC証券はAnt Financialの上場価値は2,400億米ドルから3,200億米ドルになると予想している。

3.Jack Ma:中国の銀行は「質屋概念」に偏り、資金必要な企業に融資する傾向
Alibaba及びAnt Financialの創業者Jack Maは、中国の銀行は「質屋概念」に偏っており、資産の担保をもとに企業に融資を提供しているが、金融サービスとは本来は信用を管理することであり、質屋の概念から信用体制に変更する必要があると述べた。
Ant Financialは銀行の新体制に対するMa氏の考え方を反映している。Alipayや「芝麻信用分」などの信用システムは、企業、個人、中央銀行を繋ぎ、消費及び投資全体を加速する。今後、「資産担保」の概念はビッグデータをベースとした信用システムに変更するべきであるとしている。
Ma氏は、資産の担保をもとに融資を提供することは、企業に対する圧力を高めることにつながり、さらにレバレッジの増加により、企業の負債水準が無限に拡大する傾向があるとしている。

【参考元】

china.hket.com
inews.hket.com
inews.hket.com

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Adrian Poon

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gram リサーチ / マーケティングコンサルタント アメリカで学位を、オーストラリアで修士を取得。 証券会社、戦略コンサル、事業会社の海外事業部等に携わる...

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