待望の再開!スペインと日本を結ぶ直行便、ビジネス利用者にとってのメリットとは?

スペイン

イベリア航空は、スペインと日本の直行便の運航を新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックの影響を受けて2020年3月21日を最終便とし、現在も一時的に停止している。しかし、2024年10月27日から週3往復で待望の直行便が再開されることが決まった。この再開は両国の観光客の増加や文化交流に活気をもたらし、ビジネスの活性化にも大いに寄与すると考えられる。

スペイン⇔日本直行便の再開が決定!

   著者:スペインgramフェロー 北田ミヤ
公開日:2024年4月8日

イベリア航空によるスペイン⇔日本の直行便の歴史

イベリア航空が初めて東京への直行便を運航したのは1992年、機材はエアバスA340とボーイング747のアップグレード版が使用された。

しかし6年後の1998年12月に運休し、日本市場から撤退してしまう。撤退理由は当時のコスト増加による採算割れによるものだった。

再就航したのは18年後の2016年10月18日。使用機材はエアバスA350-900型機で、ビジネスクラス31席、プレミアムエコノミークラス24席、エコノミークラス293席の合計348席を提供していた。

ところがCOVID-19の影響を受けて2020年3月より再び直行便の運航を一時的に停止、現在も運休状態が続いている。そんな中、最近の状況を鑑みて2024年10月27日から待望のマドリード⇔成田線の運航が週3往復での復便が決定した。

(参考元:Andalucía✿アンダルシア街歩き from スペイン https://emispain.com/coronavirus3/

(参考元:日経ビジネス https://business.nikkei.com/atcl/report/15/110879/110400480/

飛行時間

現在日本からスペインへの直行便がないため、経由する国や都市によって所要時間が異なるが、ヨーロッパの都市で乗り継ぐ場合、最短でも16時間以上かかる。

筆者も引っ越しの際に成田→パリ(シャルルドゴール)→バレンシアと乗り継ぎしたが、犬連れということもあり、トランジットに余裕をもったスケジュールを組んだので、約24時間の大移動となってしまった。

今秋より再開する直行便で移動する場合の所要時間は、東京(成田)からマドリードへの直行便は約14時間30分、マドリードから成田への直行便は約13時間10分。移動時間が大幅に短縮されるのはもちろん、乗り継ぎの煩わしさからも解放される直行便は待望の再開といえる。

(参考元:Iberiaのご予約便の便名と出発日で運航状況を検索 https://www.iberia.com/jp/ja/flight-status/

(参考元:Airline Guide https://www.airlineguide.jp/flight-time/spain/

直行便再開までのスペインへの乗り継ぎ便について

直行便の再開予定日までは、乗り継ぎ便を利用して日本からスペインに行くことができる。以下は、乗り継ぎ便を提供している航空会社の一部である。

● エールフランス (AF): パリを経由してスペインへの便を運航。
● ルフトハンザドイツ航空 (Lufthansa):フランクフルトを経由してスペインへの便を提供。
● フィンランド航空 (AY): ヘルシンキを経由してスペインへの便を提供。
● ITAエアウェイズ (AZ): ローマを経由する便がある。
● ブリティッシュエア (BA): ロンドンを経由してスペインへの便を運航。
● 中国国際航空 (CA): 北京を経由する便がある。
● チャイナ エアライン (CI): 台北を経由してスペインへの便を提供。
● キャセイ パシフィック (CX): 香港を経由する便がある。
他にもカタール航空、エミレーツ航空、イタリア航空、KLMオランダ航空、ターキッシュエアラインズ、大韓航空などがスペインへの乗り継ぎ便を提供している。

(参考元:バルセロナール/ばるせろなーる/Barcelonar@スペインへの道 | スペイン好きの「スペイン旅行&スペイン語」ブログ
https://barcelonar.net/entry/spain-access

(参考元:Microsoft Bing https://bing.com/search

(参考元:スペインに就航している航空会社 – スペイン航空会社情報 – Wegotravel.jp
https://www.wegotravel.jp/airlines-to/es/airlines-flying-to-spain

(参考元:「トリップガイド」は海外旅行専門のトラベル情報サイトです。
https://www.wegotravel.jp/airlines-to/es/airlines-flying-to-spain

(参考元:Lufthansa https://www.lufthansa.com/jp/ja/flight-search

日本・スペイン両国に期待される観光客の増加

2023年に日本を訪れたスペイン人の数は約11万5,900人で、ピークとなった2019年と比較すると11%減少している。年間推移では2023年は9月以降に2019年の水準を上回る傾向が見られたが、12月は若干ながら2019年の水準を下回った。とはいえ、2023年の訪日スペイン人の旅行消費額は約395億円で、2019年と比較すると37.5%増加していて、日本滞在中の1人あたりの消費額が最も高い国としてスペインは注目されている。

2023年にスペインを訪れた外国人観光客数は、約7980万人だった。この数値はパンデミック前の2019年よりわずかに上回っている。2018年には55万人超の日本人観光客の訪西があったが、パンデミックを経て2023年下半期6か月では約36万4000人にまで回復している。スペイン政府観光局は日本市場も重視しており、2030年までに日本人観光客を100万人に増やすことを目標に設定している。

今回の直行便・往復便の決定や将来的な増便が進むことにより、スペイン⇔日本双方のアクセスが向上し、さらなる観光やビジネスにおける利便性が高まり両国の経済活性化につながることが期待される。

(参考元:JNTO 日本政府観光局【PDF】
https://www.jnto.go.jp/news/20240117_monthly.pdf

(参考元:データでわかる訪日スペイン人観光客 | 訪日ラボ
https://honichi.com/visitors/europe/spain/data/

(参考元:JTB Tourism Research & Consulting Co.
https://www.tourism.jp/en/tourism-database/stats/outbound/

(参考元:トラベルジャーナル – 観光立国を支えるすべての人々に向けて
https://www.tjnet.co.jp

まとめ

今秋のイベリア航空によるスペイン⇔日本間の直行便の再開により、利便性の向上と観光客の往来の活発化が両国の観光業にプラスの影響を及ぼすことが予測される。また、観光だけでなく、日本とスペインのビジネス交流が活性化することで新たなビジネスチャンスやパートナーシップが生まれる可能性が高まり、貿易取引や両国の投資家による投資の機会の増加も見込まれる。

総じて、直行便の再開は日本とスペインの両国にとって相互の交流と発展にプラスの影響をもたらすに違いない。

(参考元:Ministry of Foreign Affairs of Japan https://www.mofa.go.jp/region/europe/spain/data.html

北田ミヤ

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スペイン在住のgramフェロー 経済上から時事ネタ、現地のマナーまで幅広く執筆。

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