2022年アメリカのクリスマス支度〜飾り編〜

アメリカ

もうすぐクリスマスです。多くのアメリカ人が1番楽しみにしていて、1番お金を使う時期がこのクリスマスと言っても過言ではありません。日本で一般的なプラスチックや金属などの人工ツリーはだけでなく、アメリカでは生木のツリーが人気です。
今回は、日本とはやはり違うアメリカのクリスマスツリー事情について、シェアしていきたいと思います。

2022年アメリカのクリスマス支度〜飾り編〜

    著者:シアトルgram fellow 土師 恵
公開日:2022年12月20日

溢れるクリスマスグッズ

この時期になれば日本もツリー、リース、ポインセチア、サンタさんなどの飾りが街中に溢れているのではないでしょうか。
アメリカも11月の真ん中くらいから、早いところでは9月くらいからクリスマス飾りが売られています。

クリスマスツリーは生木?

アメリカでは、大きいことは良いことだ!と考える人が多く、ツリーは大きいものが人気です。
コンディションや材質によって値段に幅がありますが、2m以上の大きなものでも、199ドルから500ドル(3万円〜7万円)くらいの間で売っています。
日本で一般的なプラスチックや金属などの人工ツリーはだけでなく、生木のツリーも人気です。
アメリカではツリーファームというものがあります。直訳すると木の畑です。
サンクスギビングデー前後からこのツリーファーム業者の動きが活発になります。
消費者がツリーファームに行くのは、日本でいう苺狩りとかそんなイメージに近いです。ツリーファームのある山に消費者が出向いて、自分たちでノコギリで木を切って、お金を払うという流れです。


寒い雪の中、気に入った木を探して、一生懸命に木を切って、重たい木を苦労して運ぶというのは、なかなかの思い出になりますし、良い香りのする立派な木を手に入れることができます。
ツリーファームを営んでいる業者が、あらかじめ木を切って街に持ってきてくれるケースもあります。
自分で木を探すわけではないので、気に入った大きさや形に出会える可能性は少なくなりますが、木を切り倒すという大変な作業をしなくていいので楽です。
普段使われていない街の広場や駐車場、スーパーマーケットなどがツリーの販売所になります。
「フレッシュカットクリスマスツリー」と大きく書かれた看板に目が行きます。
筆者の近所のスーパーマーケットでは。約170cmの高さのツリーが70ドル(1万円)くらいで販売されています。
この時期になると、車の上にツリーをくくりつけて走るアメリカ人をよく見かけるので、「ああ、もう今年が終わるなあ」と思います。

クリスマスツリーのオーナメント

クリスマスツリーのオーナメントもたくさん売られています。無いよりは有った方が良いでしょ?という感じで、木の枝がしなるくらいたっぷり付けます。
この時期にスーパーや専門店で買うのが主流なのですが、アメリカの観光地に行くと、通年でクリスマスツリーに飾るオーナメントが売られています。気に入ったものを旅行先で買ってコレクションしている人もいます。
アメリカのクリスマスは恋人の日という位置付けではなく、家族の日です。
家族で行った旅行の思い出をツリーに飾って、家族でクリスマスを迎える等の楽しみ方があります。
また、クリスマスツリーだけではなく、階段の手すりにも、もみの木のような緑のガーランドを巻き、オーナメントや電飾を飾ったりします。
家の中がキラッキラになります。

イルミネーションも抜かりなし!

アメリカではイルミネーションにこる家庭がたくさんあります。
この時期、筆者の家の周りではイルミネーションを飾り、それをどんどん増やしていく家が多く、電気代はどれくらいかかるんだろう?と他人ながら心配になります。
実際はLEDのおかげでだいぶ電気代が節約できるそうで、そもそも筆者の住むワシントン州は全米の中でも1番か2番に電気代が安い州です。


あるデータに、電飾の長さやワット数、点灯時間を同じ条件にした、クリスマスのイルミネーションにかかる電気代が載っていました。
アメリカの全国平均は16.48ドル(約2300円)とのことです。今年はウクライナ・ロシア戦争やそれに関連した様々な物価の上昇で、2021年の全国平均よりも13%高く、1.93ドル(約270円)の上昇となりました。
ワシントン州では10ドル(約1400円)くらいと思いのほか安く、同じ条件でもハワイ州では38ドル(約5300円)もかかるらしく驚きました。


家庭によって、電飾の長さ、本数、ワット数や点灯時間が違うので一概にいえませんが、ワシントン州でイルミネーションをするのはそんなにハードルが高いことではないようです。
スーパーの電飾売り場のスタッフさんも、一般的な外観イルミネーションなら1ヶ月で10〜15ドル(約1400〜2100円)くらいの電気代だよ。と教えてくれました。
筆者のご近所の方々は電飾だけでなく人形を何体も置いているので、平均よりもお金がかかっていそうです。

まとめ

今回はアメリカ人のクリスマス支度、飾り付けを特集しシェアしました。
御社のビジネスのヒントになれば幸いです。

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