特集:世界では東京五輪についてどのように報道されているのか?(マレーシア編)

海外ビジネスニュース

世界では東京五輪についてどのように報道されているのだろうか?
日本のオリンピック開催に向けての取り組みや実態に対し、海外メディアはどのような評価をしているのかを世界の媒体でのニュース記事をリサーチし読みたいた。

マレーシア編(開会前)

新型コロナウイルス感染拡大のため1年延期されていた五輪とパラリンピックであったが、IOCと日本政府は2021年の開催を決定した。 今回、マレーシアは30人の選手を出場させることにした。 ウイルスの感染拡大を防ぐために熟慮を重ねた結果、日本は無観客で試合を行うことにした。 マレーシアを含む外国の選手とスタッフは、大会に向けて数年間かけて準備してきたため、一部の選手にとっては参加が難しいが、開催の延期が利益になると考える選手もいる。
日本のオリンピック開催に向けての取り組みや実態に海外メディアではどのような評価をしているのかを紐解くため、本稿ではマレーシアのニュース記事を3つ抜粋し、考察した。

  著者:gram フェロー
公開日:2021年8月13日

特集:世界では東京五輪についてどのように報道されているのか?

マレーシアでは東京五輪についてどのように報道されているのか?

五輪に関する質問のほとんどは、マレーシアの目標が何であり、開催の延期がマレーシア選手にどのような影響を及ぼしているかだ。 マレーシアも少なくとも1つのメダルを国にもたらすことを目指している。 マレーシアはバドミントン強豪国の一つであるが、五輪延期は実際、五輪のためのトレーニング時間を増やすことになり、選手たちが試合に出る準備ができているというのがコーチの説明だ。 選手によると、コロナ禍での大会に緊張してはいるが、最善を尽くして楽しむしかない、という。
マレーシアは日本に居住するすべての選手と人々の安全のため、正しい防疫と治療に関するプロトコルに従い、今回の五輪で国の名誉を守ることを希望している。 今回は無観客となったが、選手たちは五輪がキャンセルされなかったことに感謝している。

東京オリンピックメダルミッション開始:hmetro

Misi buru pingat Olimpik Tokyo bermula

マレーシアバドミントン協会(BAM)の会長タン・スリ ・モハマド ・ノルザ ・ザカリア氏は、BAMは「ゲームでのメダル獲得を実現するための戦略の策定を開始する」と表明。「今のところ、すべての種目に代表を出すという目標は成功しているが、今後はメダル獲得のミッションへ向けて方法を見つけなければならない」「BAMはすべての選手にマレーシアのバドミントンアカデミーでのトレーニングを受けるよう呼びかけることから準備を始める」と述べた。
hmetro : https://www.hmetro.com.my/arena/badminton/2021/05/711600/misi-buru-pingat-olimpik-tokyo-bermula

マレーシアの選手、パンデミック時の競技について心境を語る:Tatler Asia

Malaysia’s athletes open up about competing during a pandemic
今大会では、マレーシアの10種の競技を代表する30名の選手が東京に到着予定である。競技参加者の6割以上が女性と、マレーシアにとって歴史的な大会となるが、今大会においては、選手だけではなくサポートスタッフやメディア従事者も厳格な新型コロナ感染拡大防止規則に縛られるという異例の大会となる。新体操選手のファラ·アン·アブドゥル·ハディは、オリンピック初出場であるにも関わらず、家族が同伴することは叶わなかった。ファラは「もちろん、規制やと新型コロナウイルスの流行拡大により、これまでにない経験になるでしょう。楽しんで、ベストを尽くします」と述べた。また、リオ2016年大会に続いてオリンピック2回目の出場となるプロゴルファーのギャビン·グリーン選手も、本当に自分の家族には現地で観てほしかったとしながらも「今年のオリンピックは絶対いつもと違う大会となる。書類作業だけでもリオ2016と比べるととてつもなく膨大。観客がいないのは不思議な感じがすることは確かですが、これが現実。大会が開催されることに感謝しています」と語った。
Tatler Asia : https://my.asiatatler.com/society/tokyo-olympics-farah-ann-gavin-green-pandelela-rinong-goh-liu-ying-malaysia

2020年の東京延期はマレーシアにとって「良いことかもしれない」

Tokyo 2020 postponement “could be good” for Malaysia, says badminton official

マレーシアバドミントン協会(BAM)のケニー·コ事務総長によると、2020年東京五輪の1年延期は選手たちにとっては祝福であり、追加準備を可能にした。事務総長は「今回の延期はチームに希望を与える」「延期により、もっとよく準備できるはず」と述べた。 新型コロナウイルス感染拡大により、2020年東京オリンピックは2021年に延期され、現時点では7月23日から8月8日まで開催される予定である。
Inside The Games : https://www.insidethegames.biz/articles/1097367/malaysia-badminton-tokyo-2020-kenny-goh

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