SDGs 17の目標をソーシャルリスニングで分かりやすく読み解く:Goal2飢餓をゼロに ( Zero Hunger )
2030年までに達成目標のSDGs 17の世界的目標をソーシャルリスニングをSNSでのどのようにつぶやかれているのかを分かりやすく読み解く。前回のSDGs全体の分析に続き、今回から1つ1つの目標についての書き込みを見ていきたいと思う。
今回は、Goal2「飢餓をゼロに( Zero Hunger )」である。
SDGsとは?
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標で、17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っている。
【関連記事】
Goal1:貧困をなくそう( No Poverty )
Goal3:すべての人に健康と福祉を ( Good health and well-being )
SDGs 17の目標をソーシャルリスニングで分かりやすく読み解く:Goal2飢餓をゼロに ( Zero Hunger )
著者:gram 福田 さやか
公開日:2021年8月19日
SDGsのトータルメンションとユニークオーサー
2020年8月1日から2021年8月12日までの約1年間の書き込みは7,222件。目標1番の8,127件には及ばない数である。ユニークオーサー(同じ人が書き込んでいるものを排除して何人総勢書き込んだか)は4,794人で目標1番の4,311人よりやや多い。
書き込みの推移は以下の通り。
山のきっかけは何か?
特別大きな山が1つある。
この山はオリンピックのお弁当大量廃棄のニュースに反応したものである:
ワードクラウドで見てみる
傾向をワードクラウドで見ると以下である。
一番大きいワード「貧困」を含む書き込みから目立つものを取り上げる。
芸能人による問題喚起:
「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」が軽視されているというもの:
国連WFPによる書き込み:
食品ロスに関するもの:
日本は飢餓の経験者が多いという書き込み:
書き込みを見ると、フードロスの問題について説くもの、日本も飢餓の経験者が多いとするような国内に視点のあるものが多いように見受けられる。
もちろん、国内問題も重要だが、海外の貧困国における飢餓、干ばつや洪水などによる食糧不足などの問題にもう少し目を向けられても良いように思えた。
次回以降、引き続き3つ目の目標以降も見ていく。
ソーシャルリスニングとは?
「ソーシャル」を「リスニング」=傾聴する、ということ。
ソーシャルリスニングとは、ソーシャルメディア(SNS)などの投稿から情報を収集し、分析することで課題に役立てる、SNS時代の新しいマーケティング施策。これからの企業マーケターにとって絶対的スタンダードとなっていくマーケティング施策です。