SDGs 17の目標をソーシャルリスニングで分かりやすく読み解く:Goal7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに(Affordable and Clean Energy )
2030年までの達成目標であるSDGs17の世界的目標が、SNSでどのようにつぶやかれているのかをソーシャルリスニングの手法を使い、分かりやすく読み解く。
前回のSDGs1~6番目の目標の分析に続き、今回は7番目の目標についての書き込みを見ていく。
7つ目の目標は、「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」である。
SNSではどのようにつぶやかれているのだろうか?
【関連記事】
Goal1:貧困をなくそう( No Poverty )
Goal2:飢餓をゼロに ( Zero Hunger )
Goal3:すべての人に健康と福祉を ( Good health and well-being )
Goal4:質の高い教育をみんなに (Quality Education)
Goal5:ジェンダー平等を実現しよう(Gender Equality)
Goal6:安全な水とトイレを世界中に(Clean Water and Sanitation)
SDGs 17の目標をソーシャルリスニングで分かりやすく読み解く:Goal7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに(Affordable and Clean Energy )
著者:gram 福田 さやか
公開日:2021年11月25日
SDGsのトータルメンションとユニークオーサー
22020年10月1日から2021年10月20日までの約1年間の書き込みは4,729件、ユニークオーサー(同じ人が書き込んでいるものを排除して総勢何人書き込んだか)数は1,265人。歴代の書き込み件数を整理すると以下の通り。
No. | 目標 | 書き込み件数 | ユニークオーサー |
1 | 貧困をなくそう | 8,127 | 4,311 |
2 | 飢餓をゼロに | 7,222 | 4,794 |
3 | すべての人に健康と福祉を | 12,000 | 5,691 |
4 | 質の高い教育をみんなに | 6,470 | 1,767 |
5 | ジェンダー平等を実現しよう | 7,472 | 3,528 |
6 | 安全な水とトイレを世界中に | 2,715 | 1,082 |
7 | エネルギーをみんなにそしてクリーンに | 4,729 | 1,265 |
上記の通り、歴代で2番目に少ない書き込み数、ユニークオーサー数である。
書き込みの推移は以下の通り。
山のきっかけは何か?
こちらのブログがきっかけの模様。
続いて6月初旬付近の盛り上がりは、テレビ番組の模様。ここが一番山が高い。
7月26日付近はこちらの書き込み 。
ワードクラウドで見てみる
傾向をワードクラウドで見ると以下である。
一番大きいワード「クリーン」を含む書き込みから目立つものを取り上げる。
目標を推進することでメガソーラーが多くなり、環境破壊が進むという意見。
シリアの反体制地域がインフラを止められて太陽光発電に切り替えたという話。
コロナで環境破壊が緩んだこととの関連を語るもの。
中小企業にとって有用な目標であるというもの。
最近、メガソーラーの開発現場での土砂崩れなども起きており、クリーンなエネルギーに対しては色々な意見が見られる。菅政権ではクリーンエネルギーに対する取り組みも大きく取り上げられていた。日本は今後、原発を含めエネルギーミックスをどうしていくべきかという課題もあり、この目標に対する意識の在り方については要注目だろう。
次回以降、引き続き8つ目の目標以降もみていく。
ソーシャルリスニングとは?
「ソーシャル」を「リスニング」=傾聴する、ということ。
ソーシャルリスニングとは、ソーシャルメディア(SNS)などの投稿から情報を収集し、分析することで課題に役立てる、SNS時代の新しいマーケティング施策。これからの企業マーケターにとって絶対的スタンダードとなっていくマーケティング施策です。