【最新情報】コロナ禍のインド入国について解説(2021年10月25日現在)

インド


2021年10月22日現在、インドへの渡航勧告の危険度はレベル3「渡航はやめてください」となっており、渡航中止勧告が出ています。
インドは、新型コロナウイルス感染拡大対策として、2020年3月以前に発行された未入国の日本人などに対するビザを無効化したり、同月以降すべての商用・観光ビザの発給を一時停止したりするなど厳格な水際対策を取り、各種ビザ発行再開後も、観光ビザは対象外となってきました。
また、2021年10月31日まで、国際民間旅客航空便のインドへの着陸を停止しています(ただし、当局の許可を得たフライトを除く)が、許可を得たフライト等でインドに到着する、観光目的を除く全ての外国人の入国は許可しています。
ところが、インド内務省の10月7日の発表によると、10月15日以降のチャーター便で到着する外国人、そして11月15日以降の便で到着する外国人に対し、1年7か月ぶりに観光ビザの新規発行が行われることとなりました。
(背景など、詳しくはJETROのウェブサイトをご参照ください:https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/10/1b9dc0f7f2875c12.html

本記事では、現状インドへ入国する際に必要となる手続き等について解説します。

*入国に関する条件等は政府指示のもと変更がありますので、必ず最新情報をご確認ください。
(本記事は、2021年10月22日の時点での情報をもとに構成しております。)

◇外務省海外安全ホームページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_001.html#ad-image-0
◇インド内務省ホームページ 外国人観光客向け観光ビザ発給再開の発表:https://pib.gov.in/PressReleasePage.aspx?PRID=1761795


コロナ禍のインド入国について解説

 著者:gramフェロー  
公開日:2021年10月25日

1.インドにはどんな人が入国できるの?

現在では、以下に該当する方々がインドへの入国を認められています:

1.インド国民、及びインド居住者
2.ネパール及びブータン国民
3.海外インド市民権(OCI)カード保有者
4.インド出身者(PIO)カード保有者
5.インド政府が発行したビザ保有者(2020年10月21日以前に発行された医療ビザ)
6.インド政府が発行したe-Visa保有者
7.2021年10月6日以降に発行された観光ビザ(タイプT)を所持する者(2021年11月15日以降の入国より適用)
8.2021年10月6日以降に発行されたe-tourist visaを所持する者(2021年11月15日以降の入国より適用)

2.大使館へのビザ申請について

インドに入国するには事前にビザ(査証)または e-Visaの取得が必要です。
現在、駐日インド大使館では来館による各種領事サービス申請受付を一時停止しています。
◇在日インド大使館ホームページ 来館受付一時停止のお知らせ:https://www.indembassy-tokyo.gov.in/public_files/assets/pdf/Discontinuation_Services_jap.pdf

また、以前日本国籍などの国籍を持つ渡航者に対して発行されていたアライバルビザ(Visa on Arrival)は、一時停止となっています。
◇インド内務省入局管理局:https://indianvisaonline.gov.in/visa/visa-on-arrival.html

e-Visa申請について
現在申請可能なe-Visaの種類は、下記の6種類のみとなっています:
①e-Tourist Visa(チャーター便以外で入国する外国人は2021年11月15日以降の入国分から受付スタート)
②e-Business Visa
③e-Conference Visa
④e-Medical Visa
⑤e-Medical Attendant Visa
⑥e-Emergency X-Misc Visa

なお、e-Visaで入国が可能なのは、28の空港と5つの港のみとなります。
空港:デリー、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ、ティルヴァナンタプラム、バンガロール、ハイデラバード、コチ、ゴア、アーメダバード、アムリトサル、ガヤ、ジャイプール、ラクナウ、ティルチラパッリ、バラナシ、カリカット、マンガロール、プネー、ナーグプル、コインバトール、バッグドグラ、グワーハーティー、チャンディーガル、ビシャーカパトナム、マドゥライ、ブハネーシュワル、ポート・ブレア
港:ムンバイ、コチ、マルマガオ、チェンナイ、ニュー・マンガロール

e-Visa申請の流れ、申請につきましては、下記のリンクをご参照ください(英文):
◇インド内務省入国管理局 e-Visaサイト:https://indianvisaonline.gov.in/evisa/tvoa.html

3.インド入国に関するガイドライン

現在、インドへの入国については、一部の例外を除き、以下が必要となります:

  • ①出発の72時間前までにデリー空港ポータルサイトにて自己申告書を提出する。
  • ②出発前72時間以内に受けたRT-PCR検査の陰性証明書を事前にデリー空港ポータルサイトに提出する。
  • ③14日間の自宅隔離・健康状態のセルフモニタリングについて、関連当局による決定と指示に従うことを約束する誓約書をデリー空港ポータルサイトにて提出する。
  • ④家族の死亡により渡航する人のみ、RT-PCR検査の陰性証明書の渡航前提出が免除される。免除を申請するには、出発の72時間前までに デリー空港ポータルサイトにて申請を行う。

◇デリー空港ポータルサイト(英文):https://www.newdelhiairport.in/
 右上のAir Suvidhaから書類の提出が可能です。

入国後は14日間のセルフモニタリングが義務となってはいるものの、基本的には専用の施設に入る必要はないため、特に予約などをする必要はありません。

関連リンク

◇外務省海外安全ホームページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_001.html#ad-image-0
◇在日インド大使館ホームページ:https://www.indembassy-tokyo.gov.in/eoityo_pages/Nzk,
◇在インド日本国大使館ホームページ:https://www.in.emb-japan.go.jp/itpr_ja/Consular_info.html
◇インド渡航情報:https://www.tokutenryoko.com/news/passage/12474#pcr


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