インドネシア:フィリピンとシンガポールで現地通貨決済(LCS)の続行を計画 / バリ島、海外渡航者の入国を再開 / インドネシア政府、来春から炭素税を課す方針 /お笑いコンビCOWCOW、インドネシアでブレイク!
インドネシア PICKUPニュース 2021.10.13
著者:gramフェロー
公開日:2021年10月13日
インドネシア中央銀行の総裁であるペリー・ワルジヨ氏は、これまでに日本、中国、タイ、マレーシアでは既に提携を行っている現地通貨決済(LCS)をフィリピンとシンガポールでも可能にするための施策を現在進めていると発表した。現地通貨決済が可能になることで、インドネシアとフィリピン、シンガポール間での貿易や投資の取引において米ドルを使うことなく、ルピア、ペソ、またはシンガポールドルで取引をすることになるため、決済のプロセスがよりスムーズになることが利点となる。
ソース:TheJakartaPost
https://jakartaglobe.id/business/indonesia-pursues-local-currency-settlements-deal-with-philippines-singapore
バリ島のングラ・ライ国際空港は、10月14日から約一年の国境封鎖を経て、海外からの入国の受け入れを再スタートすると発表した。現在インドネシア国内で海外渡航者の入国が可能な空港は、バリ島以外ではスカルノハッタ国際空港とサム・ラトゥランギ国際空港の2つである。しかし、受け入れが可能となる国は日本を含むごく一部の国のみであり、厳しい規制も設けている。渡航者はPCR検査の陰性証明書、及び、入国後8日間の隔離期間が必須となっている。インドネシアの中でもバリ島では、8割の収入が観光業界からであったため、ここ一年間は非常に厳しい状況が続いており、この国境封鎖解除による観光業の復活を期待している。
ソース:Jakarta Globe
https://jakartaglobe.id/lifestyle/bali-to-reopen-airport-to-international-arrivals
インドネシア政府は、2022年4月より炭素税の導入を決定した。来春からは石炭火力発電所が主な課税対象となることが決まっているが、いずれは他分野においても導入を検討している。ヤソンナ・ハモナガン・ラオリー法務人権大臣は、この試みがより効率的で環境に優しい投資を全国に促すことを期待していると述べた。さらに、エネルギー鉱物資源省は、電力部門における炭素取引の導入検証を年内に行う予定。これは排出量の上限を超えた企業が、排出量が制限値以下の別の企業から排出許可証(SIE)を購入しなければならない制度である。インドネシア政府は、この様な取引制度などを通して、2025年までに完全な炭素税の浸透を目標としているそうだ。
ソース:ANTARA
https://jakartaglobe.id/business/indonesia-to-impose-carbon-tax-in-april-2022-starting-with-coal-power-plants
よしもと興業のお笑いコンビCOWCOWの楽曲がインドネシア大手銀行であるマンディリ銀行のCMに起用された。起用された楽曲はCOWCOWの『これができたらきっと、これもできる』のインドネシア語バージョンで、今年の4月にはTikTokにも投稿された。これまで、約22万人が音源を利用してTikTok動画を投稿しており、累計240万再生を突破した。CM動画のインドネシア語にされた歌もCOWCOWが担当し、実際のCMにも二人が出演した。かつてCOWCOWの『あたりまえ体操』のインドネシア語訳を担当したインドネシア在住のミュージシャン、加藤ひろあき氏が今回の楽曲のインドネシア語翻訳と発音指導を担当した。COWCOWはインドネシア語のYoutubeチャンネルも開設していて、インドネシアでのCOWCOWブームが期待される。
ソース:PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001104.000029501.html