リニューアルされた無印良品にミニカフェ誕生!

マレーシア

マレーシア初となる無印良品のコーヒーカウンターがワンウタマにオープンしました。リニューアルされた店舗は、ミニカフェや家具ショールーム、キッズコーナーなど魅力的なスペースが充実。手ごろな価格で楽しめるドリンクや軽食を提供し、買い物の合間にくつろげる場所としても最適です。さらに、マレーシア版「MUJI passport」の導入など、マーケティング戦略にも注目が集まっています。

今回は、無印良品(マレーシアでの店舗名「MUJI」)の新しい試みについて紹介します。

マレーシア:無印良品 初のコーヒーカウンターオープン   

   著者:マレーシアgramフェロー Malay Dragon
公開日:2023年6月22日

ミニカフェ

無印良品がワンウタマショッピングセンターにリニューアルした店舗は、MUJIの通常の店舗以上を目指してリニューアルされており、店舗規模を拡大し、よりエキサイティングでMUJIのコンセプトを顧客に示すためのスペースを確保しています。

そのひとつがマレーシア初となるミニカフェです。

マレーシアのMUJIの店舗ではさまざまなパック入りの食品やスナックを販売していますが、飲み物や食べ物を提供する店内カフェを備えた店舗はありませんでした。

休憩に最適

筆者が実際に開店直後のワンウタマ店に伺い、カフェで休憩しました。買い物客が休憩するのに最適な場所で、クロワッサンやペストリーなどの軽食や、アメリカーノ やモカ など軽食とよく合うドリンクメニューが用意されており、魅力的なラインナップが揃っています。

価格もスタバなどの大手カフェに比べると手ごろな価格で楽しめます。

隣国シンガポールで展開している「CAFE &MEAL」と比べると、軽食のみで食事系のアイテムはまだ充実していませんが、これまでMUJI利用中に感じていた「今、コーヒーが飲めたら」という欲求を十分に満たしてくれます。

家具ショールームと植物コーナー

ワンウタマ店には、カフェ以外にも買い物客が楽しめるショールームエリアがあります。無印良品の家具やさまざまな小物が販売されており、我が家のデザインにインスピレーションを与えてくれるでしょう。

また、MUJI Greenと呼ばれる植物コーナーもあり、家やオフィスなどにリフレッシュのために飾ってみたくなる、手入れが簡単な鉢植えの植物が豊富に揃っています。

キッズコーナー

キッズコーナーも設けられていて、プレイマットや子供用のお絵かきツールがあります。買い物をしている間、小さな子どもが飽きることはないでしょう。

無料のスマホアプリ「MUJI passport」

MUJIは、国内店舗での買い物でマイルが貯まるスマホアプリ「MUJI passport」のマレーシア版を2年前にすでにスタートしています。

「MUJI passport」は2013年に日本国内でスタートしており、海外版も含め多くの顧客がダウンロードしています。

マレーシア版の「MUJI passport」は、マイルを貯めるだけではなく、MUJIの商品や店舗の情報などを確認するコミュニケーション機能が備わっています。これにより顧客とのコミュニケーションの機会の増加を図り、MUJIファンの拡大を目指しています。

マーケティング戦略のお手本

以前この記事でも紹介しましたが、無印良品のマーケティング戦略は素晴らしく、優れた商品開発だけではありません。SNSを積極的に利用してさまざまな情報をきめ細かに発信するコミュニケーションに魅了されている人は多く、熱狂的なファンを常に創造し続けています。

マレーシアでもファン拡大中

現在クアラルンプールだけで6店舗を展開している「MUJI」。

すでにマレーシア人の生活にもしっかりと浸透しており、コアなファンも多数存在しています。

今回のコーヒーカウンターの展開はそのファン層をさらに拡大して、MUJIをマレーシア人の生活には欠かせないブランドに成長させるだろうと強く感じます。

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