インドネシア:デジタル人材の育成に力を入れる / Tokopedias創業者、2021年ビジネスパーソン賞に選出される / 経済産業省、食品・飲料分野での事業における台湾との連携を更に深める
インドネシア PICKUPニュース 2021.12.01
著者:gramフェロー
公開日:2021年12月01日
インドネシアでは現在、デジタル市場の需要が伸びている。インドネシアのデジタル経済は、2030年には現在の8倍もの規模になると推定されている。インドネシア政府は今後、このデジタル経済の規模拡大に向けてデジタル人材の育成に注力していく方針を示した。インドネシア国家教育省は、デジタル人材育成のためには教育システムに大きな変革をもたらすことが必要であると述べた。インドネシア教育・文化・研究・技術相であるNadiem Makarim氏は、この教育の変革は”Merdeka Belajar”と呼ばれる省庁が率いる教育プログラムや教育支援によって実現されると述べた。このプログラムは今、2つのことに注力している。1つ目は、学校にパソコンやネット回線などを提供し、先生や生徒にとって快適な学習・教育環境を用意すること。2つ目は、教育の質を高めるためのオンライン上での教育プラットフォームを増やしていくことである。Nadiem Makarim氏は、今後もこのようなプログラムを通してインドネシアのデジタル人材育成の強化をしていくと述べた。
ソース:Jakarta Globe
https://jakartaglobe.id/business/indonesia-strives-to-cultivate-digital-talents
インドネシアのビジネス誌であるFortune Indonesiaは、Tokopediaの創業者であるWilliam Tanuwijaya氏が2021年のビジネスパーソン賞に選ばれたことを発表した。Fortune Indonesiaは、2020年から2021年の初期にかけて事業が成功し、結果を残した20人の企業創立者や代表取締役を選出した。この選出基準には、変革的リーダーシップの有無、優れたコーポレートガバナンス(GCG)、および適応的な企業行動も含まれていた。William Tanuwijaya氏がTokopediaを設立したのは2009年で、最初の投資家を見つけるのに一年かかったが、その後オンライン市場の拡大によりほかの投資家もTokopediaに投資するようになった。今年の初め、Tokopediaは配車アプリを運営するGoToGroupと合併した。Fortune Indonesiaによると、GoToの総取引額(GTV)は2020年に220億ドルに達し、18億件以上の取引が処理されている。同グループは近々、新規株式公開デビューを予定している。これが実現すれば、インドネシア最大の新規株式公開となることは間違いないだろう、とFortune Indonesiaは書いている。
ソース:Independent
https://jakartaglobe.id/special-updates/tokopedia-founder-named-2021-businessperson-of-the-year
インドネシア工業省農産業総局は、食品・飲料(F&B)分野の関係者との幅広い協力関係を求めている。台湾の産業も協力関係を求めている国の一つだ。農林水産省のPutu Juli Ardika局長代理は、土曜日に台北で開催された「第3回インドネシア-台湾食品産業対話」の中で、「世界の食品需要に応えるためには、両国の協力関係を促進する必要がある」と述べた。第3回インドネシア-台湾対話は、台北のインドネシア貿易経済局(KDEI)と共同で開催され、食品産業の関係者が参加した。この会議には、インドネシア食品・飲料生産者協会(GAPMMI)、農業ボゴール研究所(IPB)、アグロインダストリーセンター(BBIA)、化学・包装センター(BBKK)の研究者などが参加し、国内のさまざまな関係者との産業連携を促進した。具体的な内容としては、ポラン(植物)の最終加工工程での協力の機会、飼料濃縮物の開発、肉の代替品となる植物ベースの食品、食品接触材料、マイクロプラスチック、エッセンシャルオイルに使われる農薬などの分野が議題とされた。Putu Juli Ardika氏は「このフォーラムが、両国の食品・飲料産業にさらなる利益、貿易、投資をもたらすことを期待しています」と述べた。
ソース:ANTARA
https://en.antaranews.com/news/201761/industry-ministry-pursues-deeper-cooperation-with-taiwan-in-fb-sector