• HOME
  • ホーム
  • タイ , 海外ビジネスニュース
  • タイ:回復傾向にあるタイのM&A取引 / 中国人ギャングによる不法就労を強いられたタイ人労働者99人を救出 / タイのアンダマン諸島の沿岸地域、世界遺産登録を目指す

タイ:回復傾向にあるタイのM&A取引 / 中国人ギャングによる不法就労を強いられたタイ人労働者99人を救出 / タイのアンダマン諸島の沿岸地域、世界遺産登録を目指す

タイ

タイ PICKUPニュース 2021.11.26

著者:gramフェロー
公開日:2021年11月26日

1. 回復傾向にあるタイのM&A取引 (M&A transactions in Thailand on the road to recovery)

世界有数の監査・アドバイザリーサービス企業であり、会計、保証、法律、税務、財務アドバイザリーサービスを提供するMazars in Thailand社は、COVID-19が緩和され、経済状況が徐々に正常に戻りつつある中、東南アジアにおけるM&Aが急速に回復していると指摘している。一方、国際的なプライベート・エクイティやベンチャー・キャピタルの投資家は、タイ市場のテクノロジー関連の新興企業や消費者部門に大きな可能性を見出しており、タイの投資家も地元や東南アジア全体での事業拡大の機会を求めている。Mazars社の2021年11月のレポートによると、2020年初頭の新型コロナウイルスの発生は、タイ経済に大きな悪影響を及ぼした。また、新型コロナウイルスの発生は、企業がM&A取引によって事業を拡大するタイミングを遅らせた。さらに、投資家が投資に踏み切る前に新型コロナウイルス後の市場状況を再確認したいと考えたため、それらの取引のほとんどが保留された。しかし、タイのMazars社は、2020年第4四半期にM&A取引が回復し始めたと指摘している。さらに同社は、取引額も2020年第4四半期以降に増加し始め、2021年第2四半期には取引額が大幅に増加したと述べている。そのうちの新規案件のほとんどは不動産、ソフトウェア、エネルギー、物流、ヘルスケア、ホスピタリティなどの分野であり、この傾向は今後も続くと考えられる。
ソース:Bangkok Post
https://www.bangkokpost.com/thailand/pr/2220131/ma-transactions-in-thailand-on-the-road-to-recovery

2. 中国人ギャングによる不法就労を強いられたタイ人労働者99人を救出 (Duped Thai workers freed in Phnom Penh)

カンボジアの警察は12日、プノンペンで中国人ギャングに騙されて不法就労を強いられていたタイ人労働者99人を救出した。この救出劇は、カンボジア当局、タイ警察、タイ王国大使館の関係者が共同で行ったものである。救出作戦開始時には、50人近くの中国人が警備していた建物を包囲した。そして40人近くの中国人を捕らえ、タイ人全員を救出することができた。ある情報筋によると、被害者のほとんどは他のタイ人に騙され、カンボジアでのオンラインギャンブルのプロモーションやオンラインマーケティングなどの高額な報酬を得るために人を集めていたという。人身売買の一団は、被害者たちをサカオのコックソン地区から不法に越境させ、バンでプノンペンに運んだとされている。被害者たちは建物に到着後、中国人グループが警備する建物に継続的に拘束された。被害者の一人によると、働くことを拒否した者は、暴行を受けたり、手錠をかけられたり、2日間飢えた状態で放置されたりしたそうである。また、被害者は全員、他の同胞を誘って同じ事業所で働かせたり、一緒に投資したりすることを強要されたという。
ソース:Bangkok Post
https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2217827/duped-thai-workers-freed-in-phnom-penh

3. タイのアンダマン諸島の沿岸地域、世界遺産登録を目指す (Coast site eyed for World Heritage status)

タイ政府は、アンダマン諸島の沿岸地域ですでに自然保護区として認定されている地域を、ユネスコ世界遺産の暫定リストに加えることを提案する計画を承認した。提案された地域はラノーン、パンガー、プーケットにまたがっており、6つの国立公園と1つのマングローブ湿地が含まれる。天然資源環境省は、この提案をパリのユネスコ世界遺産センターに提出し、名誉あるリストへの登録を検討してもらうことになっている。来年半ばに開催される第45回世界遺産委員会で発表・審議できるよう、4月15日までにすべての関連書類を同センターに送付する予定であり、承認されれば、2023年には登録されることになるという。候補地は、2,980平方メートルの土地の3分の1強にあたる1,159.55平方キロメートル。残りの部分は緩衝地帯に指定されているという。この地が選ばれた理由を尋ねると、ラノーン群島国立公園のユニークなマングローブ湿地には驚異的な生物多様性があり、海岸の岩石構造や洞窟群があるなど、自然の宝庫であることが挙げられた。同じくラノーンにあるレムソン国立公園も候補地の一部であり、オリーブライドウミガメ(Lepidochelys olivacea)などの重要な海洋生物の自然な孵化と育児の拠点となっている。
ソース:Bangkok Post
https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2216507/coast-site-eyed-for-world-heritage-status


タイ関連記事 地域概要情報  タイ(Thailand)

関連記事一覧