ブーム到来?!中国で拡大中の健康食品市場

中国

中国では再び新型コロナウイルス感染者が急増している。
このような状況の中、健康志向の高い多くの中国消費者が注目していることの1つに、サプリメントなどの健康食品がある。今回は、現在の中国におけるコロナをめぐる状況を交えながら、年々拡大し続けている健康食品市場についてご紹介する。

ブーム到来?!中国で拡大中の健康食品市場

   著者:上海gramフェロー
公開日:2022年4月1日

健康的な習慣を持つ中国人

中国では現在、新型コロナウイルス感染者が急増している。ゼロコロナ政策を強化し、ロックダウンになった都市もある。
筆者が住んでいる小区では、マンションが続々と48時間以上の封鎖となり、大人子ども関係なくPCR検査を2回実施している。マンション内で陽性者が出ると、さらに隔離期間が延長される。

マンションが封鎖となり設置されたデリバリー置場。警備員に自分の部屋番号を伝えると荷物を探してくれ、ゲート越しに渡してくれる

新型コロナウイルス感染者の増加という状況下で、中国の朝の風物詩ともいえるあることが最近は見られなくなった。それは、朝早くから健康のために体を動かす多くの中国人だ。

中国人の朝は早い。
土曜日の朝8時ごろに公園へ行くと、既にランニングやウォーキングをしている人で溢れている。10人くらいのグループで音楽を流しながらダンスをしているご婦人方や、武術をしている集団、ストレッチをしている若者など、日本と比較すると中国では体を動かす人が老若男女問わずとても多い。
朝の公園だけではなく、マンションの敷地内でも中国人が5~6人集まって朝早くから太極拳をしている。多くの中国人にとって早起きをして体を動かすことは、もはや習慣と言えるだろう。

コロナ禍の公園。太極拳をしている人たち

さらに、中国には健康器具が設置されている公園やマンションが多くある。日本では滅多に見かけたことがないが、中国ではこのような場所は需要があるためよく見かける。

また、中国人は体を冷やすことは健康に良くないとしている。
多くの中国人は冷たい飲み物は好まず、白湯を持ち歩いている人が多い。筆者が子どもと散歩をしていると、見ず知らずの年配の方から「冷えるから子どもに靴下を履かせて」「もっと厚着をさせたほうが良い」と急に話し掛けられる。一度や二度の話ではなく、数えきれないほど指摘されたことがある。
中国人が子どもに優しく良い意味でお節介ということもあるが、それほどまでに中国では体を冷やすことは健康に悪いと考えられている。

中国の健康食品市場

中国人が考える「人生で重要なことランキング」で、堂々の第1位となったのが「身体の健康」だということが、2021年の健康意識調査で明らかになった。さらに注目すべきことはアンケートに回答した層である。10代~50代以上の中国人が健康意識調査に回答しており、どの世代の回答者も「身体の健康」が人生において重要だと考えているのだ。

健康食品市場は年々拡大しており、2019年は3,965億元、2020年4,092億元(前年比3.2%)、2026年には5,178億元まで拡大すると予測されている。
(引用:邦人NAVI「高まる中国人の健康志向と関連健康食品」http://m.hojinnavi.com/#/article?articleId=14358

中国では、少子高齢化社会への突入に伴い、高齢者や妊婦向けの補助食品の需要がある。また中国の若者は美に対する意識が強まっており、ダイエット・美容サプリの需要が高い。コロナ禍も影響し、筆者の周りでも漢方やサプリメントなどの健康補助食品を自ら進んで取り入れている中国人の知人は多い。
地域や世代によって必ずしもそうだとは言い切れないが、健康意識調査で明らかになったように、多くの中国人は健康を気に掛けているため、今後も健康食品市場のさらなる拡大に期待ができる。

まとめ

中国ECサイト最大手のアリババグループによって設立された、中国No.1のショッピングサイト淘宝(タオバオ)では、種類によるが、日本製のサプリメントが中国製品を抑えて売上トップ10入りをしている。口コミを見ると、賞味期限がしっかり管理されていて、品質や安全性の高いことが日本製品を購入するポイントの1つのようだ。

現在のコロナ禍における中国では、何の予告もなく急にマンションや公共施設が封鎖される。近所にあるジムは今朝から急きょ封鎖となり、ジムに訪れていた客たちは最低でも48時間はジムに隔離されることとなった。
運動以外の方法で健康を保つために、健康食品の需要はさらに伸びるだろう。

 

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