最新ポストコロナ:アメリカのコロナ後の世界

アメリカ

新型コロナウイルスについて初めて報道された日から2年以上経ち、日本では第7派が猛威を奮い、まだコロナへの警戒が続いていると聞いています。
一方、アメリカではコロナウイルスは「もう終わったもの」や「風邪やインフルエンザのように上手く付き合っていくもの」という位置付けにシフトチェンジしています。
今回の記事では、ポストコロナの最新のアメリカの様子を解説いたします。

ポストコロナ:アメリカのコロナ後の世界

    著者:シアトルgram fellow 土師 恵
公開日:2022年9月27日

働き方はどうなったか?

働き方は徐々に現場勤務に戻りつつあります。現在でもリモートワークをしている人はいますが、会社から強制的に現場に来るように告げられることもあるそうです。
6月にイーロン・マスクがテスラの全従業員に週に40時間はオフィスで働くようメールを送り、物議を醸しました。
テスラ従業員が週休2日だとすると週5日、毎日8時間働く計算です。もはやフルタイムでのオフィス勤務です。
あるデータではフルタイムでオフィスで働きたい人は10%程度といわれます。
リモートワークを好むけれども、色々な事情がありオフィスに出向いている人が多い印象です。

ライフスタイルは?

コロナ前よりも衛生観念が向上したかもしれません。昔は何かしらの作業をする人が家の中に入る際は土足でしたが、最近では作業員の方はきちんとシューズカバーを付けて家に入り作業をします。
また、元々アメリカは石鹸大好き文化で、どこのお手洗いに行ってもしっかり石鹸(液体もしくは泡ハンドソープ)があります。アルコール消毒ジェルも色々な施設の入り口や壁などに設置されています。
ただ、もうみんな以前ほど消毒に関して気にしていない様子で、アルコール消毒ジェルを持ち歩く人も少なくなりました。みんな握手もするし、ハグもします。
大声で話もしますし、6フィートのソーシャルディスタンスもだいぶ前になくなりました。

マスク(スポーツ観戦、ライブなどでは)

日常生活ではほとんどの人がマスクをしていませんが、小さなお子さんをお持ちの方や年配の方はまだつけている人が多く、病院や老人ホームに行く時にはマスク着用をお願いされることもあります。
スポーツ観戦やライブではマスク着用を強制されることもなければ、お願いされることもありません。
1年前、アメリカでコロナが流行っていた時に野球を見に行ったのですが、マスクをつけていない人がいれば、巡回する係員の人に注意されていました。手すりをずっとアルコールで拭いている係の人もいました。
しかし、今年の8月に同じ球場に行った時には、マスクのために巡回する人もいなければ、手すりを拭く係の人もいませんでした。みんな大声を出して観戦しますし、スタジアムでお酒も飲みます。
ライブではみんな叫んだり歌ったりします。同じアーティストのファン同士、今日会ったばかりの隣の知らない人と、肩を組んだりハイタッチしたり抱き合ったりする人も多かったです。
先日アメリカ人女性と日本領事館に行ったのですが、入館の際にマスクの着用を求められました。
筆者も彼女もマスク着用を快諾しましたが、彼女が『マスクつけたの久しぶり。こんなに苦しかったっけ?』と言っていました。それくらいマスクが懐かしいものに変わっています。

PCR検査してる?もうしてない?

思い出してみるとアメリカでは去年の秋から冬にかけて、コロナ対策を特にしっかりしていた気がします。
無料PCR検査はドライブスルー形式であちこちにありましたし、薬局も無料でPCR検査をしてくれました。セルフ検査キットも2回で$25(約3000円)など色々なメーカーから沢山でています。
今でもコロナにかかる人はちょこちょこいるので、ご本人やその家族がコロナにかかったのかな?と検査しています。
筆者の住んでいるエリアには去年の冬までは大きな検査センターのようなものが広大な駐車場にドン!と構えられていましたが、現在は小さなプレハブが、一棟だけ建っています。かなり規模が縮小されました。
また、場所によっては検査代が無料から有料に変わったところもあります。ワクチンを3回打っていれば海外旅行の際にPCR検査や陰性証明書を提示する義務もなくなったので、PCR検査自体にそんなに需要がなくなったのだと推測します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?日本と同じところ、違うところとあったと思います。日本はアメリカに比べて感染対策がまだまだ厳しいと聞いています。アメリカはだいぶおおらかですよね。
今回のポストコロナの記事が御社のビジネスのヒントになれば幸いです。

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