【2023年最新版】中古車も新車の分類に!?ニュージーランドで人気の日本車とは?

オセアニア

ニュージーランドは日本以上に車社会で、街の中心地と近郊地の距離が離れているため車で通勤する人が多いです。また、自然豊かなことから車を使ってのロードトリップや旅行、キャンプに行く人もたくさんいます。
日本車を見かけることが多く交通ルールが日本と似ているので、日本人も運転がしやすいように感じます。ニュージーランドで欠かせない日本車のブランド事情について紹介します。

【2023年最新版】中古車も新車の分類に!?ニュージーランドで人気の日本車とは?

   著者:ニュージーランドgramフェロー 河本 梨奈
公開日:2023年1月19日

日本の車がニュージーランドに輸出される車事情?

ニュージーランドで生活していると、街中で日本車を見かけることがとても多いです。手頃なHONDA、誰もが認める大ブランドのTOYOTA、SUZUKIは人気上昇中。左車線運転ということもあり日本人にとっては運転がしやすい国です。
2022年の1月〜3月における中古車の全輸入車数22,374台に対し、日本からの輸入車数は21,083台と圧倒的な数を誇っています。意外かと思われますが、ニュージーランドでは日本で買い直すレベルの中古車を乗りこなす人が大半です。また、新車に関しても全輸入車数が25,845台に対して、日本からは11,982台と、2番目に輸入数が多い韓国の3,282台に大きく差をつけています。これらの数字からもニュージーランドでは日本車が多く利用されていることがわかります。

ニュージーランドは日本より車を長く愛用する?

ニュージーランドでは長い走行距離の車に乗り続けます。日本では走行距離が10万kmを越えると買い替え時といわれますが、ニュージーランドでは10万km以下であれば美品に近く、10万〜20万kmは中古でもまだ十分に乗れるレベル、20万km以上だと色々な部分に支障が出てくるという感覚です。
日本人には考えられない走行距離まで乗り続けるので、買い替え時を迎えたとされる日本の中古車でも比較的良品として扱われます。ただし、新品の車の車検が3年であることは同じですが、ニュージーランドではそれ以降の車検(WOF)が毎年と、期間が短めです。

日本車の人気メーカーとは?

2022年のトップ10にはMITSUBISHIとTOYOTAの2社が入っており、近年では電気自動車を利用する人が増えています。2022年の1年間の新車の輸入ランキングも以下の通りです。
  1、MITSUBISHI 16,244台
  2、TOYOTA 15,795台
  3、MAZDA 5,040台
  4、HONDA 3,596台
  5、NISSAN 2,179台

今後も日本の電気自動車の需要は伸びていく見通しで、車のみでなく部品についてもニュージーランドでは大きな需要が見込まれるでしょう。

まとめ

ニュージーランドの車事情について紹介しましたが、輸入の大半が日本車で、これからも日本車の需要が見込まれることがわかります。日本人の感覚では中古車を利用することに不安を感じるかもしれませんが、ニュージーランドではいたって普通で、実際に運転しても問題ありません。国による感覚の違いなのだと思います。これからの車の需要に関する情報が、ビジネスを考える上でお役に立てれば幸いです。

【引用】
◇MOTOR INDUSTRY ASSOCIATION:Vehicle Sales
◇McCullough Shipping:Vehicle Statistics
◇DRIVEN: DRIVEN’s top 10 car reviews for 2022: you might be surprised at the most popular cars (one’s a van!)

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