インドネシア:パプアで初の大規模スポーツ大会開催/ インドネシア女性の白骨、移住論を覆す / バリ島で地震発生、少なくとも3人が亡くなる / ジョコ・ウィドド大統領、ラブアン・バジョの追加エリアのプロジェクト完了を宣言
インドネシア PICKUPニュース 2021.10.20
著者:gramフェロー
公開日:2021年10月20日
第20回ペカン・オラフラガ・ナシオナル(PON)が、10月15日金曜日、盛況のうちに終了した。PONとは、インドネシアで4年毎に開催される州対抗の総合スポーツ競技大会だ。インドネシア最東端のパプアで開催されたのは今回が初めてで、セキュリティ対策やコロナウイルス対策の面で懸念があったにもかかわらず、この大規模なスポーツイベントを円滑に開催することができ、政府はパプアの地元当局やコミュニティを称賛した。新型コロナウイルスの流行により1年延期での開催となり、2021年10月2日から開始された。今回の大会には7,000人以上の選手が参加した。次回、2024年大会の開催地は北スマトラのアチェと予定されている。
ソース:TheJakartaPost
https://www.thejakartapost.com/news/2021/10/15/first-ever-national-games-in-papua-draws-to-a-close.html
7,000年前に死亡した若い女性の体内に残されていた遺伝子の痕跡から、インドネシアの初期人類とシベリアの初期人類との間で、これまで考えられていたよりもずっと早い時期に混血が起こっていたことが表明した。これはアジアにおける初期人類の移動理論を一変する発見となった。「ベッセ」と名付けられた女性の遺体のDNAは、熱帯地方で発見された数少ない保存状態の良い標本の一つだった。このDNAが東南アジアやオセアニアに多いオーストロネシア人の子孫であると同時に、シベリアのデニソワ人の遺伝子を持っていることが分かったのだ。このプロジェクトの一人であるハサヌディン大学の講師、イワン・スマントリ氏は、「研究と発見を繰り返すたびに民族に関する理論が変わるように、人類の移動に関する理論も変わるでしょう」と語っている。さらに、ベッセの遺骨は、インドネシア最古の民族であるオーストロネシア人の中にデニソワ人も混ざっていたことを示す最初の証拠だと述べた。遺骨は現在、南スラウェシ州マカッサル市の大学に保管されている。
ソース:Aljazeera
https://www.aljazeera.com/news/2021/10/6/ancient-indonesian-woman-reshapes-views-on-spread-of-early-humans
10月15日土曜日未明、バリ島で地震が発生し、3名が死亡、7名が負傷した。
地震は夜明け前に発生し、米国地質調査所によると、マグニチュードは4.8で、震源はバリ島の港町シンガラジャの北東62キロの地点。震源地の深さが10kmと浅かったため、被害が拡大したとみられている。パンデミックの終息に伴い、島が観光業を再開し始めた矢先の出来事であった。2億7,000万人の人口を擁する広大な群島であるインドネシアは、太平洋を囲む火山と断層の弧である「リング・オブ・ファイア」に位置しているため、地震、火山噴火、津波は頻繁に起こる。本島で発生した前回の大地震は、1月に発生したマグニチュード6.2の地震であった。
ソース:Independent
https://www.independent.co.uk/news/bali-indonesia-denpasar-pacific-jakarta-b1939514.html
ジョコ・ウィドド大統領は、東ヌサ・トゥンガラ(NTT)州を訪問した際に、公共事業・国民住宅省(PUPR)と運輸省がラブアン・バジョの観光業促進のために実施した大規模建設プロジェクトが完成し、観光客を歓迎する準備ができたことを発表した。2022年にはコモド空港の滑走路とターミナルが整備される予定。「ホテル、お土産センター、クリエイティブ・ハブ、円形劇場、プラザ、シティ・ウォークなどの公共スペースなどはすべてリニューアルされ、インドネシアの伝統的な帆船であるピニシ、ヨット、クルーズを楽しめるエリアや港もすべて準備が整っている」とジョコ・ウィドド大統領は述べた。
ラブアン・バジョは今後、G20サミットの開催地として、また2023年のASEANサミットでの使用も予定されている。
ソース:ANTARA
https://en.antaranews.com/news/194405/president-jokowi-announces-addition-of-several-areas-to-labuan-bajo