活気に満ちたパフォーマンス!  「ナイトフェスティバル」

シンガポール

8月18日から8月26日までの9日間にわたって、「シンガポールナイトフェスティバル」が開催されました。

今年で14回目を迎えるこの祭典は、Bras Basah.Bugis(ブラス バサー ブギス)を拠点に各所がライトアップされ、50を超えるプログラムで多くの見物客を楽しませました。

今回は、この「シンガポールナイトフェスティバル」について紹介します。

活気に満ちたパフォーマンス!  「ナイトフェスティバル」

   著者:シンガポールgramフェロー Malay Dragon 
公開日:2023年 7月28日

「シンガポール、グレート・ポート・シティ」

「シンガポール、グレート・ポート・シティ」をテーマに掲げ、シンガポールが港湾都市として初期の発展を遂げ、ダイナミックな現代都市国家へと進化・成長していることを表しています。

フェスティバルでは、ブラスバサー ブギスの歴史地区に点在している象徴的なランドマークを中心に、芸術と文化の体験プログラムが揃えられ、ハイライトである闇を照らす光のアートやプロジェクションマッピングの数々が、この歴史あるエリアをおとぎの国に変身させました。  

港湾都市としてのシンガポール

シンガポールは、マレー半島の先端部でアジアとヨーロッパの貿易航路上の要衝にあり、台風などの自然災害も少ないという地理的な優位性を活かし、近隣の原油、天然ゴムや錫、香辛料などの積み出し港として発展してきました。分離独立を経て貿易立国を推し進め、1972年に東南アジア初のコンテナふ頭を完成させました。さらに現在では、世界の主要港湾都市ランキングで4年連続で総合首位を獲得する世界に冠たる港湾都市に成長しています。

若者に人気のブギスエリア

この「ナイトフェスティバル」の中心地であるブギスは、現在ではショッピングモールや若者向けのお洒落なお店が並ぶ賑やかな繁華街として発展しています。

長い歴史を持ち参拝者の絶えない観音堂や、MRT ブギス駅から徒歩圏内には人気の観光エリアであるアラブストリートもあり、さまざまな国の文化の雰囲気が広がるエキゾチックなエリアとなっています。

ブギスの名前は、インドネシアのスラウェシ島から海を渡り移り住んできた海洋民族である「ブギス族」が由来となっていて、交易に長けたブギス族が、シンガポールの交易都市としての成り立ちを築いています。

プロジェクションマッピング

プロジェクションマッピングは、ナイトフェスティバルで恒例となっているハイライトの 1 つです。期間中、シンガポール国立博物館やフォートカニングパークなど、シンガポールを象徴する建造物に映し出された光の映像の数々は壮観で、旧い歴史ある建物に活気を与え、とても楽しい瞬間です。

NIGHTFEST PHOTO WALK

自分の使い慣れたカメラで写真を撮りながら、寺院や歴史的建造物、活気ある通りや賑やかな市場を巡ります。
オーチャードロードのような世界的に有名なきらびやかな繁華街とは違った、夜のシンガポールの街の新たな一面が発見できる貴重な体験になります。

Port Cities Foods

かつては多くの国々からの移民が住んでいたミドルロードを、ガイド付きで巡ることができます。ミドルロードだからこそ受け継がれてきた伝統ある美食の数々についての解説を、カクテルをいただきながら楽しめます。

真夏の夜の思い出

「ナイトフェスティバル」は、都市国家シンガポールの夜の街を楽しむことができる楽しいイベントです。

入場無料で、日没後から深夜まで、この時期だけ楽しめる夜の世界です。

ぜひ機会があったらお出かけしてみてくださいね!

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