効率と快適さを両立!エストニア国内の長距離移動に選ぶべき交通手段

エストニア

エストニアの面積は日本の約9分の1の4.5万平方キロメートル。九州より少し大きいくらいである。そのため、国内の端から端までを移動するのに時間はそうかからない。首都のタリンは北部に、そして第二の都市タルトゥは南部にあるのだが、その間およそ180km。車なら2時間と少しくらいで往来が可能であり、国全体がコンパクトであることがわかる。このような都市間の移動には電車、またはバスがよく使われている。

国内移動にはバスが便利。エストニアでの長距離移動

著者:エストニアgram fellow さえきあき
公開日:2023年3月12日

都市間移動の手段

都市内の移動は路線バスや車、最近だと自転車が主となるのだが、長距離移動となると自家用車以外に2つの選択肢がある。電車とバスである。

まずは電車の方を取り上げる。これが都市間を結ぶ電車の路線図である。

(画像引用元:RDC https://rrdc.com/companies/eesti-raudtee/)

国内全域とはいかないまでも、主要都市部へは路線が敷いてある。しかしながら、目的地によってはアクセスが悪いこともある。例として、タルトゥ(画像中央「TARTU」と書かれている場所)から夏のリゾート地として有名なパルヌ(画像左下「PÄRNU」)まで行こうと思うと、一度北上して首都のタリンまで行って乗り換えてと、なかなか面倒な工程を踏まなければならない。

一方、こちらは長距離バスの路線図である。

(画像引用元: LUX Express https://luxexpress.eu/en/routes/tallinn-kuressaare/ )

画像はエストニアのバス運行会社、LUX Expressのもの。国外へのバスも出しているのだが、注目すべきは国内ルート。電車ではカバーできなかった都市間移動が可能になっているのがわかる。先ほど例に出したタルトゥ-パルヌ間も直行ルートが運航しているうえ、本土以外の島にいけるルートも運行しているのが長距離バスの強みだ。

実際に使ってみて:電車

チケットは駅の窓口、インターネットで購入可能である。電車に乗ってからでも列車内にある機械でチケット購入が可能で、思い立ったら文字通りすぐにどこにでも行ける。もちろん無賃乗車は許されないので、運行中はチケットを持っているか確認する係員が列車内を歩き回っている。

ネットから購入した時のチケットが画像のようになっていてタルトゥ-タリン間が2時間と少しかかって11.5€(約1700円)。

実際に使ってみて:バス

バスは電車に比べ圧倒的に本数が多く、タルトゥ-タリン間の電車が1時間に1本くらいであるのに対し、バスは運行会社が複数あることも手伝って、1時間に2,3本ペースで運行している。

画像はとある土曜日のバスの片道運賃だ。電車より高いのに驚くかもしれないが、バスは時間と曜日で値段が変動するため、平日だと10€くらいで電車より安く乗車できる。出発直前または前日だったりすると、割引チケットが出てきてさらに安く買えることもある。

バスで長距離移動というと、深夜バスのイメージで体が休まらないと思うかもしれないが、そんなことはない。エストニア国内の長距離移動は長くても3時間ほどであり、しかも飛行機のようにモニターが付いているため映画の1本や2本見ていれば目的地についてしまう。

そして座席間隔が日本のバスより広めに作られている。体格の大きめなヨーロッパ人を規格にして作っているため当然ではある。エストニア人の平均身長は男性183cm、女性168cmで日本人目線からするとだいぶ高い。座席に余裕を感じるのもそのためだろう。

(引用元:WorldData.info https://www.worlddata.info/average-bodyheight.php

エストニアの大手バス会社「LUX Express」にはバスのシート中央部に簡易コーヒースタンドが設置されている。しかし筆者はいまだ使っている人を見たことがない。確かに、メンテナンスされているか少し怪しい感じがする。

総合的に見てどちらが便利?

これら2つの手段がある中で、筆者が便利だと思ったのはバスの方である。電車(スタンダード席)とバスで値段があまり変わらない上に、電車に乗ったとて座席に座れることが保証されているわけではない。しかも日本の深夜バスとは違い、朝7時ごろから夜21時ごろまで運行しているため時間に制約はあまりなく、とてもフレキシブルだ。

一方で電車にはペットや自転車も持ち込み可能でバスとは違ったメリットもあり、使う人によってはそちらの方が適しているだろう。

エストニアの位置関係

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