3年ぶりの開催!クアラルンプールの盆踊り大会 2022  

マレーシア

夏の恒例行事、クアラルンプールの盆踊り大会。
過去2年間コロナのため中止になっていましたが、先日、今年は開催されるとの報道がありました。
この盆踊りは、クアラルンプール在住の日本人のみならず、地元民にとっても今や欠くことのできない年中行事です。
前回、2019年の盆踊り大会は、クアラルンプール近郊のシャーアラム(Shah Alam)のスタジアムで開催され、来場者はなんと35,000人を超えました。
46回目となる今年の盆踊りは、7月16日 (土曜日)シャーアラムのKompleks Sukan Negara Shah Alamにて行われます。
今回の記事では、クアラルンプールの盆踊り大会について説明します。

前回は35,000人超参加!クアラルンプールの盆踊り大会

   著者:マレーシアgramフェロー Malay Dragon 
公開日:2022年7月10日

KLの夏の風物詩

盆踊り大会は、クアラルンプール日本人会とクアラルンプール日本人学校、そして日本国大使館が中心となって運営されるイベントです。
クアラルンプール観光局も支援しており、交通警察、無料シャトルバスサービス、医療チーム、消防署などもサポートしています。
その歴史は古く、1977年にはじまりました。
多くの人々が訪れる一大イベントで、マレーシアと日本の文化をつなぐ大切な行事になっています。
日本以外で開催される盆踊り大会としては世界でも最大級の規模です。

2019年の盆踊り大会

2019年の盆踊り大会は、クアラルンプール近郊のシャーアラム(Shah Alam)のスタジアムで開催され、来場者はなんと35,000人を超えました。
会場には多くの飲食ブースが出店されており、マレーシア進出済みの日系企業のブース、和菓子、どら焼き、ラムネなどのお菓子のブースや、飲料を販売するブースもありました。
企業ではなく個人が出店したり、ハンバーガーやマレーシア料理もあり、屋台で買った食べ物や飲み物を手に、大変盛り上がっていました。
子ども連れの来場者も多く、ガチャガチャやヨーヨーすくいも設置されていて、多くの人が楽しんでいました。
音頭に合わせてやぐらの周りをみんなが輪になって踊る姿は、日本の盛夏を思い起こさせる光景でした。
マレーシアもここ数年は日本のコミックのコスプレが大人気で、盆踊りでも多くの人がコスプレスタイルで参加していました。

KL以外での盆踊り大会

マレーシアでは、クアラルンプール以外でも盆踊り大会が行われています。
ペナンとジョホールバルでも開催されており、全会場を合わせれば、2019年の来場者は10万人以上
を記録しています。いずれも歴史があり、地域の重要なイベントになっています。

盆踊り大会の意義

当時の在マレーシア日本国大使館の宮川大使は、「地元の人々が日本の食べ物や芸術、踊りを体験することによって、マレーシアと日本の文化的なつながりを促進することで、日本の文化について理解も深まっていると感じます」と述べられました。
また実行委員の方も「約1,000人のボランティアの努力により、このイベントは長年にわたって成功をおさめてきました。人々が毎年このイベントを楽しみにしてくれる気持ちが我々のモチベーションになっています」とも述べています。
国交樹立して65年、日本とマレーシアの親交が深まった「ルックイースト政策」開始から40年。
マレーシアと日本が協力して、民間人も参加しての文化交流がこの盆踊り大会で、地元の方々が日本の文化を知り、体験する重要なイベントなのです。

2022年の開催

今年の盆踊りは、7月16日 土曜日の19時から21時15分となっております。
場所はシャーアラムのKompleks Sukan Negara Shah Alamです。
入場は無料、誰でも参加できます。
今年は入場の際にMysejahtera画面を提示しなければならず、マスク着用が推奨されています。

残念なニュース

6月6日、イドリス首相府相(宗教担当)は、日本文化の紹介や草の根交流を目的に40年以上現地で開催してきた盆踊り大会について「イスラム教徒が参加しないように忠告する」と報道陣に語ったと報じられました。
イドリス氏は、盆踊りは仏教に影響されており「信仰に反する」と説明、イドリス氏は保守的な全マレーシア・イスラム党(PAS)に所属し、総選挙を控えており、保守的な支持層の期待に沿ったとの見方もあります。
この発言が盆踊り大会に波紋を与えており、これに反論したのが、開催地スランゴール州の州王で、9日付の声明で、16年に自らが参加した経験を明らかにした上で「マレーシアでも数十年間にわたり開催されてきた盆踊りは単なる文化的なお祭りだ」と指摘し、さらに「政治家が宗教的に繊細な問題を自らの人気獲得のために利用しないことを望む」とイドリス氏らを批判しました。
日本人会なども「日本とマレーシアの人々の関係をさらに深める機会となる」とその意義を訴えており、今のところ予定通り開催できる見通しです。

大切な民間交流

コロナ禍で繋がりが閉ざされ、地域の交流もままならなかったこの2年間。
少しずつ平常に戻りつつある中で、親交の深い2国間の文化交流の貴重な機会です。
困難を乗り越えてたどり着いたイベントなので、ぜひ成功させたいですね。


 

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